2020-03-30
がん10年生存率は57.2%
がん治療の基本は、進行する前に手を打つことです。
ステージ4では10年生存率が急激に悪化
国立がん研究センターは、2003年~2006年にがんと診断された患者の10年生存率は57.2%だったと発表しました。がんの症例が多い全国の19病院で、8万人の患者を調査した結果です。前回、2002年~2005年にがんと診断された患者に対する調査よりも、0.8ポイント改善しています。6割近くが生存していることを見ても、がんは不治の病気ではなくなったことがわかります。
がんの種類別、ステージ別に見てみると、ステージ2までは100%、ステージ3でも96.7%とほ全員が生存している前立腺がんでも、ステージ4になると43.3%と過半数が亡くなっています。ステージ3でも73.5%とまずまずの数字である大腸がんでも、ステージ4では12.7%と急激に悪化してしまいます。殆どのがんでステージ4では10%台以下。がんは、進行する前に手を打つことがいかに重要かがわかります。
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