2019-11-25
免疫療法
免疫は常に体内を監視しており、がん細胞を含めた異物を迅速に排除しています。がんという病気は、この免疫が十分に機能せず、がん細胞が大きな腫瘍にまで増えてしまった結果です。また、がん細胞は生き残るために、様々な手段で免疫の邪魔をするため、がん患者の体内では免疫が強く抑制されています。そこで、免疫を目覚めさせて、自分の力でがんを退治しようというのが、広い意味での免疫療法になります。標準治療においてはがん細胞のT細胞への抑制を解除する免疫チェックポイント阻害剤、免疫を刺激する力(ADCC活性)のある分子標的薬などが、代表的な免疫療法といえます。
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