末期がん

医学的には末期がんの明確な定義はありません。がんが進行し、もう治療が出来ない状態や、衰弱や合併症で余命が幾らもないような状態など、いろいろな考え方があります。そして、治療が出来ないといっても標準治療、即ち保険診療のガイドラインに則した話なのか、自由診療を含めても手の施しようがない話なのか、区別して考える必要はあります。また、かつては介護保険を申請する際、がん患者の場合は「末期がん」と記載する必要がありますが、本人や家族の抵抗が大きいとして、現在では単に「がん」と記載するだけでよくなりました。

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