2019-10-07
8割の確率でがんを見つける線虫による検査が実用化へ
犬より優れた嗅覚を持つ線虫は、がん患者の尿を嗅ぎ分けます。
腫瘍マーカーよりも優れている
土壌などのに生息する体長1㎜くらいの線虫は、犬よりも優れた嗅覚を持っています。がん患者の尿のにおいを嗅ぎ分けて近づく性質があり、これを利用したがん検査を、九州大学発のベンチャー企業が開発していました。この検査が2020年1月から「N-NOSE」として実用化されることになりました。費用は9800円と安価で、尿の採取だけで出来る手軽さもあります。なお、がん患者1400人に対して行った検査では、85%の的中率であり、特にステージ0~1では87%と早期発見に優れているのも強みです。これは一般的な腫瘍マーカーよりも高い数値といえます。
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