リンパ球は白血球の25%を占め、ウイルスや細菌など体外から侵入した異物、体内で生まれたがん細胞などを攻撃・排除する免疫の実行部隊です。リンパ球は全身のリンパ管をリンパ液として流れており、リンパ管の要所には異物やがん細胞がいないかチェックし、必要に応じて免疫を機能させるリンパ節があります。がん細胞はリンパ液によって全身に運ばれるため、リンパ節への転移はしばしば起こります。また、がんを切除する際、再発や転移が起こらないように、転移が確認されていない周囲のリンパ節まで切除するリンパ節郭清を行うことがあります。
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