腫瘍マーカーは、がん細胞が分泌し、体液から検出出来る物質のことです。前立腺がんで特異的に増加するPSA、大腸がんや肺がん、卵巣がん、乳がんで高い値が検出されるCEAなど幾つかの種類があります。とはいえ、がんがあっても必ずしも数値が上がるわけではなく、またがん以外の原因で上がることもあり、早期発見の手段としては確実であるとはいえません。既にがんと診断されている場合に、腫瘍が両性か悪性かを判断したり、再発の早期発見の材料としたり、化学療法を行う前後の数値を比較して、効果を判断したりすることが一般的です。
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