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2016-11-25

セカンドオピニオンを上手に受けるには

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かつては患者は医師や病院に全てお任せするのが普通でしたが、最近では別の医師の見解を求めるセカンドオピニオンが、患者の権利として知られるようになりました。がんのような重い病気であれば、セカンドオピニオンを聞きたいという患者は多いはずです。

よりよい治療のため、主治医以外の見解を
がんなどの重い病気にかかった患者が、診断や治療方針について主治医以外の意見を求めるのがセカンドオピニオンです。最近では患者の権利として広く知られるようになりました。標準治療の問題点などが周知されつつある中、患者がより自分に合った治療を受けたいと考えるのはもっともなことでしょう。そこで、セカンドオピニオンを受ける際、気をつけておきたいことを挙げておきます。

セカンドオピニオンを受ける際の注意点
①主治医からの説明をしっかりと理解する
まずは自分の症状や治療方針など主治医の見解をしっかりと理解しましょう。「ファーストオピニオン」を理解していなければ、「セカンドオピニオン」との比較など出来ません。

②医師からの説明には信頼出来る方に同席してもらう
がんと診断された直後は、多くの方が動揺するものです。医師の説明を冷静に聞き、客観的な視点で見てもらうためにも、家族などの信頼出来る方に同席してもらいましょう。これはセカンドオピニオンに限ったことではありません。

③主治医にセカンドオピニオンを受けたい旨を伝える
セカンドオピニオンを受ける際には、改めて検査は行わないので、画像診断のデータなどをもらう必要があります。また、セカンドオピニオンは患者の権利ですから、主治医への気兼ねは無用ですが、大きな病気なので別の医師の意見も聞いてから、納得して治療に臨みたい旨を、きちんと伝えたほうがいいでしょう。

④標準治療に限定しない
標準治療は進行がんを治すという意味では限界があります。完治を目指すのであれば、自由診療を選択肢に加えて、最適な治療を組み立てる必要があります。

⑤セカンドオピニオンで聞きたい内容を整理しておく
漠然と医師の見解を求めるよりも、ファーストオピニオンをきちんと理解した上で、疑問点や要望を伝えたほうが、セカンドオピニオンを有効に活用することが出来ます。

⑥セカンドオピニオンについて主治医に報告する
別の医師の見解をフィードバックすることは、主治医との信頼に繋がりますし、治療方針をより納得の行く内容にするための材料になります。


自由診療を選択肢に加えたセカンドオピニオンを

セカンドオピニオンは健康保険の適用外です。しかしながら、標準治療を行っている医療機関でセカンドオピニオンを受けても、治療方針としては標準治療の範囲内になります。進行がんに対して完治を目指すのであれば、自由診療も選択出来る医療機関でなければ、最適な治療を組み立てることは出来ません。そして、がんを直接攻撃するという点で、最も効果があるのは標準治療ですから、それを補完出来るよう、自由診療を組み合わせていくのが、セカンドオピニオンの活かし方といえるでしょう。

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