2016-11-09
梅宮辰夫さん、がん手術を経て5年ぶりにドラマ出演
今年7月、
十二指腸乳頭部がんの治療中だった俳優・梅宮辰夫さんが仕事に復帰することになりました。今年6月に十二指腸乳頭部がんと診断され、7月には十二指腸と胆嚢の全て、膵臓と胃の一部を切除する手術を受けています。ステージ1と2の中間で発見され、手術も無事に済ませられたため、8月の退院後は仕事への復帰を見据えて療養していました。とはいえ、12時間に及ぶ大手術に加えて78歳の高齢です。早期での復帰が実現出来たのは、本人と周囲の頑張りの賜物でしょう。主治医からは体を元に戻すには半年はかかるといわれていたそうです。
人気ドラマのお馴染みの役どころで復帰
梅宮さんの復帰後の初仕事は、人気TVドラマ『特命係長 只野仁』が5年ぶりにインターネットTVで復活する『特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル』への出演。スタート以来演じていた大手広告代理店会長の黒川重蔵は作品には欠かせないキャラクターで、本人も愛着のある役どころ。実は年齢や体調を考慮して、2012年からは俳優業を控えていたそうですが、最後に出演したのも同シリーズでの黒川重蔵役だったとか。
何のためにがんを治すのか、生きるのかが大事
大病を患うと、多くの方はどうしても気持ちが後ろ向きになったり、病気と闘うことで頭が一杯になったりしがちです。ましてや高齢で仕事を控えていたような状態ならなおさらのことでしょう。しかし、がんと闘う上では、何のために治すのか、治したら何のために生きるのか、目標を持つことが大切です。「慣れ親しんだ役を人にやらせるのは寂しい」という梅宮さんの思いが回復と復帰の原動力になったのでしょう。
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