2016-09-27
遺伝子検査で抗がん剤が効くかどうかがわかる
遺伝子でがんが治るという話は、実際にはまだ先の話でしょう。
平成27年暮れ、
使える抗がん剤、使えない抗がん剤を絞り込む
現状の遺伝子治療は効果が疑わしい
昨今、将来の病気リスクがわかるということで、 手軽な遺伝子検査が宣伝されています。また、数十万円、 場合によっては数百万円もの費用でがんを始めとする難病の遺伝子 治療が出来るとうたっている医療機関も数多くあります。 現代の科学はヒトの遺伝子の全てを丸裸にしたといいますが、 そのひとつひとつを把握しきっているわけではありません。また、 どうやって細胞が分裂・増殖して成長したり、 病気にかかったりするのかは、環境などの要因も大きく影響し、 遺伝子だけで全てがわかるわけではありません。また、 がん細胞の発生においては幾つもの遺伝子の複製エラーが積み重な って起こります。 この抗がん剤適応遺伝子外来のようにわかっている範囲の知見を判 断材料に活かすのはともかく、遺伝子で全てがわかるとか、 がんが治るというのは、まだまだ先の話といえます。
昨今、将来の病気リスクがわかるということで、
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