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2023-03-27

花粉症になるとがんのリスクが軽減する


花粉症は免疫が機能しているから起こるといえます。

花粉症の方はがんによる死亡率が半分に
東京大学のグループの研究では花粉症になるとがんのリスクが低下することが明らかになっています。群馬県に住む47〜76歳の方、約9000人を対象に調査し、8年間の調査期間中に亡くなった748人について、その死因と花粉症の関連性を検証したところ、花粉症の方はがんによる死亡率が半分になっていたのです。スギやヒノキなどの花粉が体内に入ると、それを排除しようとしてlgE抗体が作られます。lgE抗体が一定量を超えると、くしゃみや鼻水、涙目といったアレルギー症状うが起きるのが花粉症です。戦後、木材の不足を解消しようと、大量の植林を行ったものの、輸入の自由化により伐採されないまま、大量のスギやヒノキが残り、それが大量の花粉を飛散させるようになったのが、現在の花粉症の原因です。私たちの体内では日々、がん細胞が作り出されていますが、免疫は常にそれを監視し、大きな腫瘍になる前に排除してくれています。がんは、この免疫が十分に機能せず、排除しきれなかったがん細胞が大きな腫瘍に育った結果、即ち免疫の病気なのです。多くの方が悩まされる花粉症。しかし、それは免疫を刺激し、活発に機能している結果といえます。

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