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2023-03-13

腫瘍溶解ウイルスがトリプルネガティブ乳がんに奏効


治療の選択肢が限られていたトリプルネガティブ乳がんの患者に朗報です。

89%で2年以内の再発なし

腫瘍溶解ウイルスは、遺伝子の改変によってがん細胞にのみ感染することで、内側から破壊します。正常細胞に影響を与えない新たな治療として期待されており、国内では2021年にデリタクトが脳のがんに対して保険適用となりました。それよりも早く2015年に悪性黒色腫に対して米国で承認されたイムリジックは、新たな治験でトリプルネガティブ乳がんに奏効したと、米国のモフィットがんセンターが2月に発表しています。乳がんは、女性ホルモンの影響で進行するタイプ、HER2という蛋白質を発現しているタイプなどがあります。前者はホルモン剤、後者は分子標的薬が有効ですが、トリプルネガティブはそのいずれも陽性でないタイプであり、抗がん剤くらいしか選択肢がありませんでした。治験では37人の患者にイムリジックと抗がん剤を併用し、そのうちの89%で2年以内の再発やほかの病気が見られませんでした。

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