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2022-12-16

CAR-Tの2製品が化学療法1回で使用可能に


CAR-Tは薬価が高額なため、化学療法を少なくとも3回行った後でなければ投与出来ませんでした。

より多くの患者が使えるように

血液のがんに保険適用となっているブレヤンジ、イエスカルタの2製品が、従来は3回以上の化学療法を経た後でしか使用出来なかったのが、1回化学療法を行えば投与可能になりました。いずれも患者のT細胞を採取して、遺伝子の改変によってがん化した細胞への攻撃性を高めた上で培養し、再び体内に戻すCAR-Tです。はじめて保険適用になったキムリアと同様、オーダーメイドで製造され、極めて薬価が高いため、厚生労働省は最適使用推進ガイドラインを設けています。この使用制限の緩和でより多くの患者が治療を受けることになると思われます。

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