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2022-12-14

国産手術ロボット「hinotori」が保険適用を拡大


手術ロボットといえばこれまでは米国製ののダ・ヴィンチが市場を独占していました。

泌尿器科に加え消化器外科、婦人科の手術に適用

かつては米国製のダ・ヴィンチの独壇場であった手術ロボットの領域で、国産のhinotoriが保険適用を拡大させています。従来の泌尿器科に加えて今年の10月には消化器外科、婦人科の手術にも使用出来るようになり、国内で実施されるロボットによる手術の約9割がカバー出来るそうです。hinotoriはダ・ヴィンチよりも廉価でコンパクトという特長があります。性能が同等であれば、コストやスペースの問題で導入出来なかった医療機関でも採用の可能性が出てきます。また、競争の原理によって性能の向上、さらなるコストダウンなども期待出来るでしょう。手術ロボットは、医師の手よりも精密な作業が可能です。従来の技術では神経や組織を傷つけることが避けられず、後遺症の懸念があることから、手術を躊躇するようなケースでも、より手術を選択する余地が広がります。また、大きく患部を切開することなく、内視鏡化で操作するため、低侵襲で負担が少ないというメリットもあります。

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