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2022-10-04

スタチンを服用していた日本人患者は、がんリスクが低下


高コレステロール血症の治療薬ががんのリスクを下げるという興味深い研究があります。

消化器がんで特に顕著な傾向

スタチンは、高コレステロール血症の治療薬です。がんとは直接関係なさそうに思えるこの薬を服用していた日本人の患者において、がんリスクが有意に低下していたという研究結果があります。2006年~2015年に脂質異常症と新たに診断され、期間中にスタチンを服用開始したグループと、年齢・性別・診断年に応じて無作為に抽出した非服用グループ、それぞれ2万3746例で約2年間の追跡期間を行いました。スタチンを服用したグループでは、服用しなかったグループと比較して、有意に発がんリスクが低下し、特に消化器がんで顕著でした。

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