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2022-09-20

がん死亡率を半減させるムーンショット計画


血液検査によるがんのリスク検査は簡便ではありますが、まだまだ課題が多いのが現状です。

マクガバン・レポートから約半世紀

米国のジョー・バイデン大統領は、9月12日、今後25年間でがん死亡率を半減させるムーンショット計画について演説しました。計画の柱のひとつとなるのは、血液検査によるがんの早期発見の有効性の確認です。がん細胞が免疫の仕組みによって排除させると、細胞内から様々な成分が血中に流れ出します。これを検出することで、がんの早期発見を意図しているのが、リキッドバイオプシーによるがんのリスク検査ですが、多くの企業や研究機関が取り組む中、正確性をはじめまだまだ多くの課題を残しています。米国の国家プロジェクトといえば1970年代に米国人の食生活を検証し、生活習慣病のリスクについての警鐘を鳴らし、行政が食育に取り組む初の試みとなったマクガバン・レポートがありました。あれから約半世紀、がんはまだ健康と長寿にとって脅威であり続けています。

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