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2022-01-26

がん免疫編集

私たちの体では健常者であっても日々、何千個ものがん細胞が作られています。免疫はそれを異物として認識し排除しているから、がん細胞が増殖して、大きな腫瘍となった結果であるがんという病気になるのを抑止出来ているのです。がん細胞は、発生した当初は排除相といって免疫原性が高く、免疫による攻撃を受け易い状態です。しかし、中には免疫原性が低く排除が出来なかった結果、長期間生き延びる平衡相となるものがあります。やがて平衡相のがん細胞から免疫を抑制する仕組みを獲得したがん細胞が逃避相であり、積極的に増殖していきます。このようながん細胞の変化の過程をがん免疫編集といいます。

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