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2022-01-20

明らかに怪しい治療に騙される方が後を絶たない理由


がんという大病の不安を煽って、詐欺を働くというのは許せない話です。

まずはしっかりと調べること

医師免許がないにもかかわらず海外の医師免許を持っていると、嘘をつき、がんのリスクが高いと虚偽の診断をした上で、生理食塩水を注射するという何の効果もない治療を行い、高額の治療費を騙し取っていた男性が、医師法違反や詐欺で逮捕されました。がんという生死に関わる病気のリスクがあるといわれれば、誰もが不安になるものです。とはいえ、このように明らかに怪しい診断や治療に騙されるのは、騙される側の知識や判断の問題でもあります。我が国は国民皆保険という優れた制度があり、誰もが大きな負担なく質の高い医療サービスを受けられます。また、海外と比較すれば、かなり手軽にがん検診を受けられ、職場や自治体の制度を上手に利用できる方も少なくありません。まずはしっかりと調べること、医師や医療機関を頼ることを怠らなければ、このようなお粗末な事件の被害者は減るのではないでしょうか。

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