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2021-12-17

免疫チェックポイント阻害剤の効果は、投与の時間帯によって変化


免疫は体内時計の影響を大きく受けます。

免疫チェックポイント阻害剤は午前か、午後早めの投与を

米国エモリー大学のグループが、ステージ4の悪性黒色腫の患者約300名に対して免疫チェックポイント阻害剤を投与する時間帯が、どのような変化をもたらすかを検証したところ、午後遅くや夕方に投与した患者に比べて、午前または午後の早い時間に投与した患者のほうが、全生存期間が長かったことが明らかになりました。また、英国ウォーリック大学の医師は、オプジーボを午前に投与することで、非小細胞肺がんの進行やそれによる死亡リスクを抑制という研究結果を報告しています。免疫は自律神経の影響を受けていますから、体内時計に従って規則正しく生活するほうが機能します。がんによる免疫抑制を解除する免疫チェックポイント阻害剤の効果が、投与の時間に左右されるというのも納得のいく話です

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