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2021-10-07

抗体薬物複合体「パドセブ」が尿路上皮がんの治療薬として承認


がんの新薬開発の切り口のひとつは、既存の医薬品の効果をどうやってがん細胞にのみ作用させるかということです。

パドセブは、米国では既に販売開始

抗体薬物複合体のパドセブが、膀胱がんの一種である尿路上皮がんの治療薬として厚生労働省から製造販売承認を取得しました。抗体薬物複合体は、抗体医薬品と低分子の抗がん剤を結合させたもので、抗体の仕組みを使うことで、抗がん剤の攻撃力をがん細胞に効率よく伝達します。治験では従来の抗がん剤に比べて、3.9か月の延命が確認されています。米国では既に承認され、販売も開始されていました。

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