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2021-09-28

抗体薬物複合体「エンハーツ」が中国で胃がん3次治療の第2相治験へ


日本初の新薬の治験が海外でも進められています。

エンハーツは国内で胃がんに対して承認済

抗体薬物複合体は、分子標的薬と既存の低分子の医薬品を複合させたものです。がん治療においてはがん細胞を狙い撃つ分子標的薬の性質を活かして、既存の抗がん剤の強力な攻撃力を副作用を軽減して発揮させます。国内では既に乳がんや胃がんに対して承認されている抗体薬物複合体のエンハーツは、海外でも治験が進められており、中国で胃がんの3次治療として有効性と安全性を確認する第2相の治験がはじまることになりました。エンハーツは、進行の速いがんに発現し易いHER2を標的とする分子標的薬「トラスツズマブ」に、従来からある低分子の抗がん剤「デルクステカン」を複合させたものです。

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