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2021-09-14

高額療養費制度

保険診療ではひと月に医療機関や薬局で支払った金額が、一定の上限を超えた場合に、その差額が支給されます。上限となる金額は年齢や収入によって異なり、69歳以下で年収が370万〜770万円くらいの方であれば、8万100円にプラスして、その月の自己負担額から26万7000円を引いた額の1%になります。但し、入院しなくてもかかる食費や患者希望による差額ベッド代などは対象になりません。公的医療保険では年齢に応じて自己負担額が決まっていますが、それでも手術をして入院したり、抗がん剤を投与したりした場合、相応の金額になります。オプジーボやキムリアなどのバイオ医薬品は何百万円、何千万円もの薬価ですから、一部負担であっても相当な自己負担になり、この高額療養費制度は患者にとって非常に助かる仕組みといえます。

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