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2021-05-31

がん保険不要論は本当か?


がんという病気が決して他人事ではない時代、多くの方ががん保険に加入しているのではないでしょうか。

健康保険では自己負担の上限がある

日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代になりました。いざという時に備えて、がん保険に加入している方は多いかと思います。手術や入院となると医療費は嵩みますし、がん治療は長期戦になるため、治療費の捻出や治療で減った収入の補填という意味では、心強い備えです。しかし、我が国には皆保険という制度があり、収入に応じて自己負担には上限があります。平均的な収入の家庭であれば毎月9万円程度で済むはずです。がん保険に加入して、長期的に保険料を支払っていくことを考えると、割に合わないのではないかというがん保険不要論はあります。

公的保険で全てカバー出来るわけではない

確かに何事もなく健康で過ごせれば、保険料は無駄になります。ただ、保険に加入するとは、安心を買うことでもあります。また、高額療養費の制度は全ての医療費に適用されるわけではなく、入院中の食費などは自己負担です。自己負担の限度額近い支払が何か月も続けば大変です。収入の目減り、さらには保険診療以外の治療を受ける費用を考えれば、がん保険でまとまった金額を手当出来ることの意味は大きいのではないでしょうか。

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