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2021-04-02

免疫逃避

がん細胞は生き延びるために、様々な手段で免疫の監視や攻撃から逃れます。免疫細胞の一種であるT細胞の表面には、免疫チェックポイントという分子が発現しており、そこに作用することで攻撃を出来なくしてしまいます。また、T細胞の中には免疫を抑制する働きのある制御性T細胞がありますが、これを活性化して、免疫を抑制します。免疫チェックポイントや制御性T細胞は、免疫が自分自身を攻撃しないように備わっている仕組みですが、がん細胞はこれを逆手にとって、免疫の邪魔をするわけです。また、T細胞はがん細胞の表面に特異的に発現している分子を目印に攻撃しますが、この目印を隠すことがあります。以上のようながん細胞の動きを免疫逃避といい、これをいかに打ち破るかが、がん制圧の鍵となります。

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