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2020-12-09

医薬品の売上高トップが続く免疫チェックポイント阻害剤


免疫チェックポイント阻害剤の代表格であるキイトルーダとオプジーボが、医薬品の売上上位を占めています。

過去に高額な薬価が問題視された
国内の医薬品の売上において免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」が8月からトップを続けています。11月は医薬品全体の売上が約7930億円、キイトルーダは約95億円でした。因みに2位には競合の製品であるオプジーボが約90億円で続いています。免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞が免疫細胞にかけているブレーキを解除し、免疫を回復させることで、がんを攻撃します。キイトルーダとオプジーボは、いずれも免疫細胞(T細胞)のPD-1という分子にあらかじめ結合し、がん細胞がPD-L1という分子をPD-1に結合させて、攻撃力を低下させるのを防ぎます。従来の抗がん剤とは異なる作用機序で、急速に普及していますが、過去に話題になったように、薬価が高額という問題があります。売上上位を占めている原因はそこにもありそうです。

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