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2020-10-22

iPS細胞によるがん治療を国内ではじめて実施


どんどん進化する再生医療が、がん治療を変えていくかもしれません。

iPS細胞からNKT細胞を培養
理化学研究所と千葉大学のグループは、iPS細胞を使った免疫細胞療法を、頭頚部がんの患者に行ったことを発表しました。iPS細胞を使ったがん治療は国内でははじめての試みです。免疫細胞には様々な種類がありますが、がん細胞に対する攻撃力の高いNKT細胞は、非常に数が少ないという難点があります。このNKT細胞を患者のiPS細胞から培養し、数千万個という単位で患者に移植し、がんを叩きます。今回の治療は3回に分けて行われる移植の初回で、患者の状態は安定しているということです。

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