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2020-10-06

化学療法中はグレープフルーツに注意


身近な食べ物ががん治療薬とは危険な組み合わせになることがあります。

フラボノイドが肝臓の代謝を阻害
グレープフルーツの苦み成分であるフラボノイドには、肝臓での代謝を阻害する働きがあります。様々な薬は体内に取り込まれると、肝臓で分解されるため、投薬中にグレープフルーツの果実やジュースを摂取すると、効果が過剰になる恐れがあります。この働きは接種後、244時間は続くといわれ、薬によっては数十倍もの効果になって、生死に関わる場合があります。そのため、高血圧や狭心症に使われるカルシウム拮抗剤についてはグレープフルーツの摂取が禁忌とされていますが、がん治療薬も例外ではありません。イレッサやネクサバールでは禁忌になっており、投薬中の方は十分な注意が必要です。

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