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2020-07-06

がん患者が、盛夏に気を配りたい肌のケア

細胞の分裂・増殖を阻害する分子標的薬は、副作用として肌のトラブルを起こします。

肌のトラブルで治療が続けられなくなることも
がんの新薬の主流となっている分子標的薬は、がん細胞に特異的な蛋白質を目印に作用して、分裂を抑制します。代表的な分子標的薬であるアービタックスはEGFR(上皮成長因子受容体)という細胞の分裂・増殖に関わる蛋白質が標的物質ですが、これは進行の速いがんの細胞だけでなく、表皮の細胞にもあり、阻害されることで腫れたり湿疹が出たりと、肌の副作用を招きます。ステロイドの塗布で改善出来ず、あまりに悪化すると、治療そのものが継続出来なくなることがあります。特に真夏は日差しが強くなったり、汗をかいたりで、肌のトラブルが悪化し易い季節。直射日光を避けたり、清潔を保ったり、肌の状態を整えておくことが求められます。

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