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2020-02-26

iPS細胞を利用したがん治療、治験計画が承認される

NKT細胞はNK細胞とT細胞の中間の性質を持った免疫細胞です。

5月にも治験がスタート
千葉大学と理化学研究所が取り組んでいるがん治療は、患者のNKT細胞を採取して、iPS細胞を作り出し、再びNKT細胞に分化させて、大量に培養し、再び患者の体内に戻します。NKT細胞は、がん免疫の主役で攻撃力の高いNK細胞と、培養が容易なT細胞の中間の性質を持っています。

NK細胞は培養が難しく、NKT細胞は数が少ないという問題があるため、どんな細胞にでも分化するiPS細胞を経由して、NKT細胞を大量に作り出すわけです。このNKT細胞を使った治療は、千葉大学の審査委員会に条件付きで承認され、早ければ5月にも頭頚部がんを対象に治験がスタートします。

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