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2020-02-14

がんはどこまで早く発見出来れば意味があるのか?

微量の血液からがんのリスクを知る手軽な検査が話題になっています。

健常者の体内にもがん細胞はある
がんは早期発見、早期治療が基本です。近年、遺伝情報の解読が進み、微量の血液などに含まれる成分などからでも、がんのリスクがわかるようになりました。がんは見える大きさになった段階で、がんと診断されます。そして、がんは細胞が分裂して倍の単位で増えていきますから、ある段階になると急激に大きくくなっていきます。その前の段階で、いいかえれば目に見えない段階で、がんに対処することは有効だといえます。

しかし、考えて見れば、私たちの体内には健常者であっても無数のがん細胞が毎日のように発生しています。健常者と目に見えないがんのある方には、明確な線引きがあるわけではありません。近年、話題になっている微量の血液からのがん検査は、あまりに敏感に反応すると、無用な不安や治療に繋がりかねません。手軽な検査にはどこまでの精度があり、どんな意味があるのか、まだ注視する必要がありそうです。

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