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2020-01-09

信州大学とシンガポール国立がんセンターがCAR-Tを共同で研究

CAR-Tは血液のがんの治療薬として承認されましたが、固形がんについても開発が期待されています。

東南アジアには肝細胞がんの患者が多い
信州大学とシンガポール国立がんセンターが共同で研究を行うことになりました。信州大学は、がん患者の免疫細胞(T細胞)を取り出し、遺伝子を改変することで、がん細胞への攻撃性を高めるCAR-Tの開発に力を入れていますが、シンガポール国立がんセンターにはCAR-Tが腫瘍に対してどのように作用するかを評価出来る技術があるので、双方に相乗効果があるとしています。CAR-Tは昨年、キムリアが血液のがんの治療薬として承認されました。固形がんの治療としてさらなる開発が期待されていますが、今回の共同研究は肝細胞がんが対象です。東南アジアは全体的に感染症対策が遅れており、他の地域に比べて、B型やC型肝炎の患者が多く、それが進行して肝細胞がんを発症することも多いといわれています。

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