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2019-11-27

1滴の血液から99%の精度で13種類のがんを検出

がんで亡くなる方が減らない遠因は、がん検診を億劫がって受診しない方が多く、発見が遅れがちなことです。

超早期のがんでも識別
我が国のがん検診の受診率の低さは、がんによる死亡率が下がらない(早期発見出来ない)背景として、常々問題視されています。検査が面倒、仕事が忙しいなどが、主な理由ですが、仮に1滴の血液採取で出来るなら、受診率は飛躍的に上がるのではないでしょうか。がんの可能性がありそうなら、さらに詳しい検査を受ければ、早期の発見に繋がります。東芝が東京医科大学と開発した技術は、リキッドバイオプシー(体液による患者に負担のかからない診断)の一種で、血液中のマイクロRNAを分析することで、胃がんや膵臓がんなど13種類のがんを99%の精度で識別し、その中にはがんと診断される前の超早期がんも含まれるそうです。2020年から臨床実験を行い、数年中の実用化を目指しています。

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