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2019-09-02

がん細胞だけを破壊するウイルスの治験がはじまる

がん治療のポイントは、どうやってがん細胞だけを攻撃するかです。

東京大学、信州大学でウイルス製剤の治験
がん細胞だけんに感染して破壊するウイルスの開発が進んでいます。東京大学などのグループが手がけているのは、ヘルペスウイルスの遺伝子を組み換え、正常細胞には感染せず、がん細胞のみに感染するウイルス製剤。9月には東京大学と信州大学で悪性黒色腫の患者24人に対してこのウイルス製剤の治験を行うことが発表されました。第一段階ではこのウイルス製剤単独での効果を検証し、第二段階では免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」との併用での効果を検証します。ウイルス製剤はがん細胞に感染して、内側から破壊すると同時に、感染によって免疫を刺激することから、免疫系の治療と相性がいいのえではないかと期待されています。

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