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2019-08-14

抗がん剤の脱毛を抑える治療の保険適用は認められず

容貌が大きく変わる脱毛は、抗がん剤の副作用も中でも悩ましい症状のひとつです。

支払いは10万円程度か
抗がん剤の副作用による脱毛は、患者にとって大きな悩みのひとつです。キャップを着け、冷却液を流すことで、頭皮への血流を抑え、その副作用を軽減する医療機器が、今年3月、厚生労働省から承認されました。メーカーでは公的医療保険の適用も求めていましたが、残念ながら認められませんでした。患者は専用のキャップの代金に加え、頭皮の冷却の都度、機器の使用料を全額負担することになります。医療機関によって多少の差はありますが、10万円程度の支払いになることが予想されています。臨床試験ではこの機器を使用した患者の3割近くが、50%程度の脱毛で済み、医師からウイッグは不要と判断されています。

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