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2019-07-30

標準治療では対処が難しい重複がん

標準治療は、がんの部位別に治療が行われます。

転移がんと重複がんでは治療が異なる
重複がん、多発がんと呼ばれる同時に複数のがんが出来る状態は珍しくありません。原発がんが転移した場合は、組織を検査すればわかりますから、原発がんと同様の治療が行われますが、重複がんの場合、標準治療はそれぞれの部位別に行われます。切除が可能な場合は、手術が行われます。問題は化学療法で、それぞれのがんに使える抗がん剤や分子標的薬があっても、量の問題、組み合わせの問題などで同時に使えるわけではありません。それぞれのがんを担当する医師が、最適な治療を組み立てていくことになりますが、様々な制約があることは否定出来ません。

キイトルーダは、部位を問わず保険適用に
昨年、免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」が固形がんの部位を問わず、保険診療で使えるようになりました。免疫が回復すれば、部位を問わず、がん細胞を攻撃してくれます。無条件で使えるわけではなく、特定の遺伝子の変異が認められ、標準治療が困難な患者が対象ですが、こうした部位を問わずがん治療薬の保険適用を認めていく方向は、免疫ががん治療の柱となっていくひとつの表われではないでしょうか。

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