toggle
2019-03-19

腫瘍溶解性ウイルス

遺伝子を改変することにより、がん細胞に感染し、内部から破壊するバイオ医薬品が腫瘍溶解性ウイルスです。がん細胞は異常な細胞なので、正常細胞よりもウイルスに感染し易く、この性質を利用して、がんを治療しようという取り組みは以前からありましたが、近年、遺伝子改変の技術が急速に進歩したことで、ウイルスの動きをコントロールし、出来るだけ正常細胞には影響を与えることなく、がん細胞に感染させることが可能になりました。米国では既に悪性黒色腫を対象に承認されており、国内でも2019年3月現在、幾つかの製薬会社が臨床試験を行っています。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事