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2019-02-08

CAR-T「キムリア」がいよいよ国内でも承認か

遺伝子の改変、5000万円を超える米国での費用が話題になったキムリア。いよいよ国内での承認が審議されます。

間もなくキムリアの承認が審議される
患者の免疫細胞(T細胞)の遺伝子を改変し、がん細胞への攻撃力を高めた上で、体外で培養して、再び患者に投与するCAR-T(キメラ抗原受容体T細胞)療法は、その画期的な手法とはじめて製品化されたキムリアが、米国で承認された際の5000万円を超える費用が、大きな話題になりました。国内でも既に承認申請が行われており、2月20日に行われる厚生労働省の再生医療製品部会で承認の可否が審議される模様です。

各社がキムリアの競合製品を開発中
がんの新薬は年々開発費が高騰し、世界規模であれば何千億円という投資が必要です。当然、そのコストは薬価に反映されますから、オプジーボの薬価が当初は年間3000万円以上もすることが、国の財政を圧迫するのではないかと、批判の対象になったのです。CAR-Tについては各社が競合となる製品を開発しており、キムリアの承認の可否、そして薬価がどうなるかが注目されています。

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