toggle
2018-11-01

NECががん免疫治療に参入

大手電機メーカーのNECががん免疫治療に参入することになりました。

AIを活用して、がんワクチンを開発
NECがフランスのトランスジーンと提携し、AIを活用して、がん免疫治療に参入することになりました。がん細胞の表面には何種類もの特定の蛋白質が多く発現します。この特定の蛋白質を標的することで、がん細胞を狙い撃ちすることが、近年のがん治療のテーマとなっています。NECのAIによってどの蛋白質を標的にするかを判断し、トランスジーンはその蛋白質を体内で大量に作り出す薬を開発して投与します。体内で特定の蛋白質が大量に発生すると、免疫細胞はそれを異物として認識するので、表面に発現させている蛋白質を攻撃するようになるのです。AIを活用して、効率的にがんワクチンを開発するといえばイメージしやすいかもしれません。来年には卵巣がんと頭頚部がんを対象に、臨床試験を開始し、2025年までの実用化を目指しています。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事