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2018-07-05

前立腺がんの放射線治療の副作用を軽減する方法が保険適応に

前立腺がんの治療は、手術でも放射線でもいかに周囲への侵襲を少なくして、機能に障害を残さないかが重要になります。

直腸が被曝しないように、スペースを作る
放射線でがんを治療する際に重要なのは、いかに患部に集中して照射させ、正常な細胞や組織への影響をなくすかです。前立腺がんでは手術によって神経を傷つけ、排尿や性機能に障害が残る場合があり、放射線においても手術よりは侵襲が少ないとはいえ、副作用の懸念はあります。特に前立腺と接している直腸は、被曝のリスクが大きい部位です。SpaceOARハイドロゲルは、注射で挿入することで、直腸と前立腺の間に平均1.3㎝のスペースを作り、前立腺周囲への被爆を減らすことに繋がります。治療後は分解され、体内で吸収されます。今回、保険適応になったことで、前立腺がんの放射線治療の幅が広がっていくのではないでしょうか

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