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2017-06-05

プレシジョン・メディシン

患者を遺伝子レベルで分析し、最適な治療を行うことをプレシジョン・メディシン(精密医療)といいます。標準治療においてはどのがんに対して、どの段階で、どの薬を使うかが決められています。しかし、がんは遺伝子の変異によって起こるが病気であり、プレシジョン・メディシンによって効果の見込めない薬を避け、より効果の期待出来る薬を選択出来ることになります。近年、がんの新薬の主流となっている分子標的薬は、がん細胞に特異的に発現する抗原を標的として作用するので、抗原の有無によって効果を予測出来ます。プレシジョン・メディシンによって効果を引き出せる一例といえるでしょう。

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