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2017-03-08

郡山の健康教室で学ぶ「病気にならない生き方」 第2回 

がんとミトコンドリアの関係
がん予防だけでなく、不妊治療、ダイエットなどに欠かせない要素として、「ミトコンドリアの活性」というキーワードを聞いたことがある方は多いと思います。ミトコンドリアとは人体にとってどんな働きをする物なのでしょうか。NHE(自然治癒力)の会を主宰する株式会社アサヒエステート代表取締役の渡辺武雄さんに、がんとミトコンドリアの関係についてお話を伺いました。


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ミトコンドリアは酸素
使って、エネルギー作る
エネルギーを生み出す仕組みには、酸素を使わない嫌気性の解糖系と、呼吸で酸素を取り込んで、ミトコンドリアでエネルギーを作るミトコンドリア系のふたつがあります。太古、人類の先祖となる生命体は、酸素が嫌いな解糖系生命体が主でしたが、約20数億年前、地球上の酸素濃度が上がったことで、解糖系細胞が生きにくくなりました。古い生命体に代わり、酸素を使ってエネルギーを生み出せるミトコンドリア生命体が生き残り、進化の道を歩みました。そして、嫌気性の解糖系生命体と有酸素のミトコンドリア生命体が8億年の歳月をかけけ合体し、進化した結果が、現在の多細胞生物であるヒトです。

ヒトの体内では解糖系細胞とミトコンドリア協力
ヒトの体内は解糖系細胞とミトコンドリアが力を出し合い、エネルギーを作りながら生きています。解糖系細胞は酸素なしに糖を分解して、エネルギーを生産します。解糖系細胞のエネルギーは主に細胞分裂と瞬発力のために使われています。解糖系細胞は低体温でもよく機能するのが特長です。一方、ミトコンドリア系が酸素を使って生産したエネルギーは、主に持久力が必要な生命活動や運動に使われ、体温が高いと、活発に機能します。

 

解糖系細胞 ミトコンドリア
嫌気性 好気性
低体温でも働く 36.5度以上の高体温で活発に
骨格筋(白筋)、精子、再生上皮細胞、骨髄細胞、がん細胞など 骨格筋(赤筋)、心筋、ニューロン(脳神経細胞)、卵子、一般の細胞など

 

 

がんは解糖系とミトコンドリアの均衡崩れた結果
解糖系細胞とミトコンドリアとが絶妙なバランスで機能するために必要なヒトの体温は36.5℃以上です。怒りや不安、疲労などのストレスがあると、交感神経が緊張して、血管収縮が強まり、血行不良が生じます。その結果、低酸素・低体温が起こり、解糖系の活動が優位になるのです。低酸素・低体温の状態が長引くと、ミトコンドリアの活性が弱まります。細胞は生命の危機に生き残りをかけて一気に解糖系細胞を増殖させます。それががん細胞です。

がんにならない生活習慣とは
がんを発症させない、がん細胞を増やさないためには、解糖系に偏らない生活を心がけることです。

体を温める
お風呂に毎日きちんと浸かる、靴下や腹巻・ネックウォーマー・下着などで体を冷やさないようにする、冷たい飲料は控えて、温かいお茶や白湯を飲む等の工夫をしましょう。

深呼吸をする
ミトコンドリアは好気性です。ストレスで体が強張ると、呼吸が浅くなり、必要な量の酸素が慢性的に不足してしまいます。猫背に気を付、けて姿勢を正し、大きく深く息をすることを心がけましょう。息をしっかり吐くことを意識すれば、自然と多くの酸素を吸い込むことが出来ます。


腹七分・八分の食事

ミトコンドリアは本来エネルギー効率がよく、たくさん食べなくても、十分に働くものです。空腹になると老化や病気を防ぐ働きをするサーチュイン遺伝子のスイッチが入ります。この遺伝子が働くと、ミトコンドリアが活性化し、エネルギー効率が高まります。高血糖にならない食生活も重要です。


不安を解消する

医師にがんを宣告され、絶望や恐怖に苦しむ方は多いでしょう。その不安や恐怖のストレスががんを悪化させる何よりの原因になります。がんは自分の生活習慣によって生まれた自分自身の細胞が変化した結果です。ステージ4や末期と診断され、余命宣告を受けても、がんを克服し、元気に活躍されている方は多くいらっしゃいます。がんは、正しく知り、正しい治療を行えば、決して不治の病ではありません。

がんの原因を改めることが重要
今出来る治療も大切ですが、それ以上に大切なのはがんを生み出してしまった生活習慣を改めることです。治療でがん細胞を一時的に殺すことは出来ても、生活自体を改めなくては、がんは再発してしまいます。カラスの行水で湯冷めを起こしているなど、体を冷やしていないか、高血糖になるような食生活に偏っていないか、感謝の心でストレスを感じにくい穏やかな心で過ごせているか……。

病気に負けない生き方を学ぶ勉強会
NHE(自然治癒力)の会では病気にならない、そして病気を自分で治す生き方の実践を学ぶ勉強会を、毎月第2日曜、群馬県郡山市にて行っています。この勉強会には末期の肺がんで胸水が溜っていた状態から復帰された方、スキルス性胃がんを3年で治された方、大腸がんが治った女性、膵臓がんを完治させたご兄弟、乳がん治療中の方などが集まり、日々、免疫についての知識を深めています。本物の治癒力について学びたいと思われる方は、是非お気軽にお問い合わせください。

NHE(自然治癒力)の会代表  渡辺武雄さん

NHE(自然治癒力)の会主催 健康塾
参加無料・毎月第2日曜開催

36回「がんに負けない体づくり」
日時 2017年3月12日(日)13:30~15:30
場所 福島県郡山市不動前1-65株式会社アサヒエステート内
お申込、お問い合わせは電話、ファクスにて。

NHE(自然治癒力)の会事務局
TEL 024-953-5286 FAX 024-933-8956

ご遠方の方には講演会・勉強会の内容をお知らせしております。お気軽にお問い合わせください。
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