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2017-02-06

高所得国でがんで亡くなる方の14%は日本人

WHOの発表によると2015年にがんで亡くなった方は、世界で880万人。その3割が高所得の国の方なのですが、何と我が国が14%を占めている計算になります。
中・低所得の国では十分な医療が受けられない
2月4日の世界対がんデーに世界保健機構(WHO)は2015年にがんで亡くなった方が世界で880万人であると発表しました。3年前に比べると60万人増えています。また、この7割が中・低所得の国の方であり、患者の知識が不足していたり、十分な医療が受けられなかったりしたとしています。また、アルコールの摂取や喫煙を控えるなど、生活習慣の改善で3~5割の死亡は避けられたのではないかとして、啓発を訴えています

医療が充実している国なのに、がんで亡くなる方が多い
我が国に目を向けると、2015年にがんで亡くなった方は37万人。2016年はここからさらに3000人増えると予測されています。世界中でがんで亡くなった方の7割が中・低所得の国の方なので、残りは264万人。そのうちの14%が我が国ということになりますから、やはりがんで亡くなる方の数は突出しているのです。平均寿命が長く、それだけがんの罹患数は多くなるなどの背景はあるでしょうが、先進国であり充実した医療が受けられるはすです。この数字は我が国のがん医療が向き合わなければならない現実です
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