toggle
2017-01-27

医師と同じ精度で皮膚がんを診断出来る人工知能

人工知能が医療の分野でも進化しています。医師の目視に頼るしかなかった皮膚がんの初期の診断を、同じ精度で出来る人工知能が開発されました。


スマートフォンで皮膚がんの診断が出来るように
皮膚がんは、まず医師が視診(肉眼や皮膚顕微鏡)によって皮膚がんの疑いがあると判断してから、次の生検に進みます。米国のスタンフォード大学の研究チームが開発したのは、この目視をコンピュータに担当させることです。皮膚がんの疑いがある部分の画像を読み込んで、人工知能が皮膚がんか否かを判断するのです。近い将来、スマートフォンなどを使って、その場で皮膚がんかどうかを判断出来るようになりそうです。この研究の成果は1月25日、科学雑誌『Nature』のオンライン版に掲載されました。
Google製の人口知能を教育し、医師と同じ水準に
皮膚がんかどうかを判断するのは、1000種類の対象カテゴリーについて128万枚の画像を学習したGoogle製の人工知能です。とはいえ、当初の能力は犬と猫の違いを識別出来る程度であったので、良性の脂漏性角化症と悪性のがんを区別出来るような水準まで向上させる必要がありました。研究チームは2032種類の疾病からなる12万9450枚のデータセットを用いて教育しました。結果、370枚以上の皮膚がんが疑われる画像について判断させたところ、皮膚科の医師21名とほぼ同等の精度でした。
Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事