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2017-01-18

高脂血症の薬との併用でオプジーボの効果がアップ

最近では効果よりも高額な薬価のほうが取り沙汰されるオプジーボですが、その効果を高める方法を、開発者である本庶佑京都大学客員教授らが発見しました。


オプジーボは、がん細胞が免疫を妨害出来なくする薬
免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」の開発者である本庶佑京都大学客員教授らの研究グループが、その効果を高める方法を発見し、2017年度から治験をはじめることになりました。がん細胞は様々な手段で免疫を抑制して生き延びますが、そのひとつとしてがん細胞のPD-L1がT細胞(免疫細胞のひとつ)のPD-1に結合することで、機能を止めてしまいます。オプジーボはPD-L1に先回りしてPD-1に結合することで、がん細胞がT細胞の邪魔をすることを防ぐ薬です。

オプジーボの効果を上げたのは、安価な高脂血症の薬
研究グループはPD-1を失ったマウスは、T細胞内のミトコンドリアが活性化している点に着目し、大腸がんのマウスで実験した結果、活性化したミトコンドリアが活性酸素を発生させ、T細胞の増殖に繋がっていることを発見しました。そして、活性酸素を発生させる手段として、安価な高脂血症の薬「ベザフィブラート」をオプジーボと同時に投与したところ、オプジーボ単独の場合よりも効果が上がったのです。一時は「夢の新薬」とまで持ち上げられたオプジーボですが、薬価が年間3500万円を超えるなど、いろいろな問題点が指摘されています。安価な薬との併用が医療費の軽減になることが期待されます。

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