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2016-10-12

海外投資家が注目したがん先端治療

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がん先端医療を提供するベンチャー企業「リンパ球バンク株式会社が、世界的ネットワークで金融情報を発信するマ―ジャーマーケットで紹介されました。目敏い海外投資家にとって最先端の免疫細胞療法は魅力的に映ったようです。
 

がん治療の主役「NK細胞」を制御
英国を拠点に、M&A、IPOなどの金融情報を世界的なネットワークで提供しているマージャーマーケットで、がん先端医療を手がける日本の企業「リンパ球バンク株式会社」が紹介されました。標準治療には限界があり、治療の鍵が免疫、中でもNK細胞であることは知られつつありますが、同社は培養、活性の維持の困難なNK細胞を制御する独自の技術を持っており、多くの治療実績があります。同社は海外、特に米国で新薬の認証を受ける際の臨床データ確率のため、ジョイントベンチャーのパートナーを探しているという内容が配信されました。 

保険適用されるまでは巨額の費用がかかる

リンパ球バンク社の提供する免疫細胞療法(ANK療法)は、我が国では健康保険の適用外であり、1クール約400万円の費用は自己負担となります。国民皆保険で充実した医療が受けられる我が国では、自由診療というだけで、抵抗を感じる患者は多いかもしれません。本当に効くのかという懸念、高額な費用、そして保険診療をやっている主治医の反応……などです。ANK療法に関していえば、米国で始まった免疫細胞療法の原型といえるLAK療法から数えても40年以上の歴史があり、数多くの治療実績もあります。しっかりとした科学的根拠があり、治っている方がたくさんいるなら、健康保険の適用になってよさそうなものですが、そう簡単にはいかないのが難しいところです。ひとつの新薬や新しい治療が承認され、健康保険の適用になるまでには、何百億円もの開発費と長い時間を要します。巨大な製薬会社くらいの規模でなければとても無理な話なのです。今回、リンパ球バンク社が海外に道を求めたのは、そういった背景からでしょう。

目敏い海外投資家が注目した治療
国のお墨付きというのは大きな信用です。とはいえ、国のお墨付きのある標準治療は完治を目指していません。進行がんになって完治を諦めないなら、その枠を飛び越えて、自ら治療を選択する必要があります。そして、健康保険の適用の有無が治療の優劣や信用の全てではないということを知っていただきたいと思います。世界の動きはお金の動きを見ればわかるといいます。目敏い投資家は、企業や事業が大きな樹木に育つ前に目利きが出来ます。世界の投資家が注目したのは、日本が世界に誇る最先端のがん治療ではないでしょうか。

 

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