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2016-08-16

標準治療なしで闘うことは現実的ではない

Male hand with pencil planning an abstract attack on a piece of paper, a gun and radio laid on a camouflage uniform. Closeup studio shot

抗がん剤を始め何かと批判されがちな標準治療。とはいえ、標準治療には短所だけでなく長所もあります。進行がんと闘う上では、まずその長所を理解する必要があります。

標準治療は延命しか考えていない
がん治療について調べると、抗がん剤を始めとする標準治療への批判に溢れています。手術や放射線では目に見える腫瘍しか取り去ることが出来ず、細胞の単位で全身に散らばったがんが、やがて再発・転移することを防ぐのは無理です。また、抗がん剤とて分裂の途中のがん細胞は殺せても、全てのがん細胞を殺すことは出来ないので、何回も投与しなければなりません。その間、正常細胞が巻き添えにされることで起こる激しい副作用があります。また、がん細胞には薬剤耐性が生まれるので、抗がん剤が効かなくなる度に、違う薬を使わなければならなくなります。標準治療はそもそも延命しか考えておらず、完治を目指してはいません。進行がんの治療としては限界があるのです。

標準治療だけで対処しようとするから限界がある
昨今、標準治療を完全に否定する考え方があります。中には治らないのだから放置せよとか、がんの多くは放置しておいても差し支えないという説を唱え、一部で支持されている医師すらいます。とはいえ、それを信じて余命を縮める患者が出るなど、批判も大きいようです。標準治療には確かに限界があります。それだけでは進行がんを治すことは出来ません。そのような考え方が出てくるのはわからなくもありません。問題は標準治療だけで対処しようとするからであり、標準治療自体にやる価値がないわけではないのです。
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がんを叩く力は標準治療が最強
手術・放射線・抗がん剤──この三大療法がほかよりも優れている点は、がんを攻撃する火力の強さにあります。腫瘍を迅速にそれを取り去ったり小さくしたりする上では、三大療法にかなう手段はありません。少々乱暴かもしれませんが、がんとの闘いを戦争になぞらえてみましょう。まずは敵の勢力を大幅に削ぐために、ミサイルを撃ち込んだり、空から爆撃をしたりします。これが三大療法に相当します。がんとの闘いは時間との戦いといえます。まずは大きな腫瘍を何とかしたい場合には、三大療法を用いるのが普通です。

標準治療では再発・転移を防ぎきれない
再発・転移を防ぐのは、次の段階になります。敵の拠点(腫瘍)を壊滅させたり大きなダメージを与えたりしても、散り散りに逃げた敵兵(がん細胞)は、遠く離れた地でゲリラ活動を行ったり、再び力を蓄えて反抗してきたりします。そのためには白兵戦でひとりずつ叩いていく必要があるのです。標準治療ではここでも抗がん剤を使います。ところが、抗がん剤はゲリラに対抗する戦力としては、火力の調整が自由自在とはいえず、一般市民や都市をも巻き添えにしたり、敵を打ち漏らしたりするという難点があります。

標準治療とANK療法の併用で
がんサイダー.infoではこの再発・転移を防ぐ手段として、免疫細胞療法、中でもANK療法を推奨しています。どんな異物でも即座に見つけて排除するのがNK細胞ですが、「NK(生まれながらの殺し屋)」の名前が物語るように、がん細胞だけを正確に認識し、迅速に倒すNK細胞は、この白兵戦においては最強の戦力となりえます。がん患者の免疫は正常に働いておらず、NK細胞の活性も低下しているのですが、それに対処するため、前もって採取しておいたNK細胞を、体外で培養・活性化し、安全かつ効果的なタイミングで体内に戻すのがANK療法です。標準治療がいけないのではなく、標準治療だけでやろうとするからいけないのです。進行がんとの闘いにはANK療法を始め自由診療の中から武器を追加していくことが不可欠といえます。

 
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